WPS Officeをアンインストールしても大丈夫?消えないデータと安全な削除方法を徹底解説

「WPS Officeをアンインストールしたら、ファイルまで消えてしまうのでは…?」

そんな不安を感じていませんか?プリインストール版や有料ライセンス版を使っていると、削除していいのか迷ってしまいますよね。

結論から言うと、WPS Officeをアンインストールしても大丈夫です。
作成したWord・Excel・PowerPoint形式のファイルは削除されず、パソコンや他のソフトへの影響もありません。

ただし、安心して削除するには「シリアル番号の保管」「未保存ファイルの確認」「ファイル形式の変換」といった準備が必要です。

この記事では、WPS Officeを安全にアンインストールする手順から、削除後の影響、再インストール時の注意点、そしておすすめの代替ソフトまでを、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説します。

Windows・Macの両方に対応した具体的な手順も紹介しますので、この記事を読みながら進めれば、確実に安全にWPS Officeを削除できます。

「削除しても大丈夫か不安…」というあなたの悩みを、この記事がすべて解決します。

目次

WPS Officeをアンインストールしても大丈夫?【結論:基本的に問題なし】

「WPS Officeを削除したら、WordやExcelのファイルも消えてしまうのでは?」と不安に感じる方は多いですよね。

先に結論をお伝えすると、WPS Officeをアンインストールしても、あなたの作成したファイルは消えません。

ただし、削除する前にいくつか確認しておくべき重要なポイントがあります。

この章では、削除しても大丈夫な理由と、注意が必要なケースを整理していきましょう。

結論:WPS Officeを削除してもデータは安全

WPS Officeを削除しても、作成・保存した文書や表計算データは消えません。

なぜなら、WPS Officeは「アプリ本体」と「データファイル」が別の場所で管理されているからです。

たとえば、Word形式(.docx)やExcel形式(.xlsx)で保存したファイルは、ソフトを削除しても「ドキュメント」フォルダなどにそのまま残ります。

また、WPS Officeを削除しても、パソコンに入っている他のソフト(Microsoft Office、PDFリーダーなど)に影響はありません。

つまり、WPS Officeのアンインストールで消えるのは「アプリ本体」や「設定ファイル」だけで、あなたの作成したデータは安全に残るということです。

残るデータ 削除されるデータ
保存した文書・表計算・プレゼン資料 アプリケーション本体・レジストリ設定
WPS Cloudのクラウドファイル ユーザー設定・一時ファイル
標準形式(.docx / .xlsx / .pptx)のファイル 最近使用したファイル履歴

削除しても大丈夫なケース・やめておいた方がいいケース

すべてのユーザーにとって削除が無条件に安全とは限りません。

以下のようなケース別に考えてみましょう。

削除しても大丈夫なケース 注意が必要なケース
Microsoft OfficeまたはGoogleドキュメントをすでに利用している WPS独自形式(.wps)で保存されたファイルが多い
体験版・試用版の利用期間が終了している 有料版を使っていてシリアル番号を控えていない
別のオフィスソフトに移行する予定がある 他のオフィスソフトをまだ導入していない

とくにWPS形式(.wps)のファイルは、Microsoft Officeなどでは開けない場合があります。

アンインストール前に.docx形式などに変換しておくのが安全策です。

アンインストール前に確認すべき3つの注意点

削除作業を始める前に、次の3点をチェックしましょう。

  • ① シリアル番号の保管 — 有料版を使用している場合は必須。再インストール時に入力が必要です。
  • ② 未保存ファイルの確認 — 編集途中や自動保存された一時ファイルがある場合、削除時に消える可能性があります。
  • ③ ファイル関連付けの設定 — アンインストール後はWordやExcelファイルを開くソフトが変わるため、既定のアプリを再設定しましょう。

この3つを押さえておけば、トラブルなく安全にアンインストールを進められます。

 

アンインストールで起きる変化とリスクを徹底整理

ここでは、アンインストール後にどんな変化が起きるのかを整理します。

データは消えないとわかっても、「設定はどうなる?」「再インストールしたときは?」といった疑問も多いですよね。

この章では、消えるもの・残るもの、有料版ライセンスの扱い、設定の引き継ぎ可否までを一覧で理解できます。

削除されるもの・残るものの違い

アンインストールすると、アプリ本体や設定関連のデータは削除されます。

一方、ドキュメントやクラウド上のファイルは残ります。

残るもの 削除されるもの
作成済みの.docx/.xlsx/.pptxファイル WPS Office本体・関連フォルダ
クラウド上のファイル(WPS Cloud) ツールバー設定・ユーザー設定
テンプレート・バックアップデータ(外部保存時) 一時ファイル・ログ・履歴

削除されるのは「環境情報」であり、「成果物」ではありません。

ファイルは残るが、環境はリセットされると理解しておくと安心です。

有料版ライセンスの扱い

WPS Officeの有料ライセンスは、削除しても無効にはなりません。

ただし、再インストール時に再入力が必要です。

また、別のPCに移行する場合は「ユーザー認証の解除」が必要になるため、事前にキングソフトのマイページで操作しておきましょう。

状況 対応方法
同じPCで再インストール シリアル番号を再入力すればOK
別のPCへ移行 旧PC側でライセンス解除を行う
シリアル紛失 ライセンスカードや購入メールを確認。再発行は不可

シリアル番号は命綱です。 紛失すると再利用できないため、紙・写真・デジタルのいずれかで必ず保存しておきましょう。

再インストール時に引き継げる設定・消える設定

アンインストール後に再インストールする場合、設定の引き継ぎ可否を知っておくと便利です。

引き継げる設定 引き継げない設定
ライセンス認証(再入力で有効化可能) カスタマイズしたツールバー
WPS Cloud上のテンプレート ローカルの自動保存ファイル
クラウド同期データ 表示オプション・ウィンドウ配置

また、アンインストール時のオプションで「詳細設定を保留」にチェックを入れると、一部設定が保持されます。

ただし、再インストールで不具合が出ていた場合は完全削除を推奨します。

つまり、再利用前提なら保留、クリーン状態にしたいなら保留なしが鉄則です。

 

【Windows版】WPS Officeを安全にアンインストールする方法

ここでは、Windowsユーザー向けにWPS Officeを安全かつ確実にアンインストールする手順を紹介します。

「普通に削除したはずなのに残骸が残ってしまった」「エラーで消せない」といったトラブルを避けるためにも、順番を守って進めましょう。

基本手順(コントロールパネル・設定アプリ)

もっとも安全な方法は、Windows標準機能を使って削除する手順です。

以下の方法で操作しましょう。

Windowsのバージョン 操作手順
Windows 10 / 11 1. スタートボタンをクリック
2. 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
3. 「WPS Office」を検索して選択
4. 「アンインストール」をクリックし、表示される指示に従う
Windows 8.1 1. スタートボタンを右クリック
2. 「コントロールパネル」→「プログラムと機能」を開く
3. 「WPS Office」を選択し「アンインストールと変更」をクリック

途中で「設定を保留しますか?」というチェックボックスが表示されます。

完全削除をしたい場合はチェックを外す、再インストール予定がある場合はチェックを入れたままにしておくと良いでしょう。

残存データを完全に削除する方法(フォルダ・レジストリ)

通常のアンインストール後も、一部の設定ファイルやレジストリエントリがパソコンに残ることがあります。

これらを完全に消去することで、よりクリーンな状態に戻すことができます。

削除対象 削除手順
プログラムフォルダ 「C:\Program Files」または「C:\Program Files (x86)」内の「Kingsoft」または「WPS Office」フォルダを削除
ユーザーデータ エクスプローラーで「%AppData%」と入力し、「kingsoft」「wps」フォルダを削除
ローカルキャッシュ 「%LocalAppData%」に同名フォルダがある場合も削除

より上級者向けの方法として、レジストリクリーニングもあります。

「regedit」を起動し、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall内のWPS関連キーを削除すればOKです。

ただし、レジストリ編集は誤操作でシステムに影響を与える可能性があるため、初心者の方は専用アンインストールツールを使う方が安全です。

アンインストールできない時の原因と解決策

アンインストール時にエラーが出る場合、以下の原因が考えられます。

原因 解決策
WPS Officeが起動中 タスクマネージャーでwps.exeなどのプロセスを終了してから再実行
インストーラー破損 最新版を上書きインストール後、再アンインストールを実施
管理者権限不足 アンインストーラーを右クリック→「管理者として実行」
システムエラー PCを再起動後、セーフモードで削除を試す

それでも削除できない場合は、IObit Uninstallerなどの専用ソフトを使うと、残存ファイルも含めて一括削除できます。

完全削除を目指すなら、標準削除+ツール併用が最も確実です。

【Mac版】WPS Officeを完全に削除する方法

Macでは、アプリをゴミ箱に入れるだけでは完全削除になりません。

ここでは、Finder操作・関連ファイル削除・自動削除ツールの3つの方法を順に解説します。

Finderで手動削除する手順

まずはMac標準の削除方法から行いましょう。

操作手順 補足
1. Finderを開く
2. 「アプリケーション」フォルダをクリック
3. 「WPS Office」を探し、ゴミ箱にドラッグ
4. ゴミ箱を空にする
削除時にパスワードを求められたら管理者パスワードを入力

この操作でアプリ本体は削除されますが、設定ファイルやキャッシュは残るため、次の手順も行いましょう。

ライブラリに残る関連ファイルを削除する方法

WPS Office関連のデータはライブラリフォルダ内に保存されています。

隠しフォルダなので、Finderの「移動」メニューからアクセスします。

対象フォルダ 削除内容
~/Library/Caches WPS OfficeまたはKingsoftフォルダを削除
~/Library/Preferences WPS関連の.plistファイルを削除
~/Library/Application Support WPS Officeフォルダを削除
~/Library/Containers WPS関連フォルダを削除

削除が完了したら、Macを再起動します。

これでほとんどの残存データは消去されます。

AppCleanerで自動削除する手順と注意点

手動削除が不安な場合は、無料ツールAppCleanerを使うのがおすすめです。

AppCleanerを使えば、関連ファイルを自動的に検出して安全に一括削除できます。

手順 内容
① ダウンロード 公式サイト(https://freemacsoft.net/appcleaner/)から入手
② インストール ZIPを解凍し、AppCleanerを「アプリケーション」フォルダへ移動
③ 実行 WPS OfficeをAppCleanerウィンドウにドラッグ&ドロップ
④ 削除確認 検出された関連ファイル一覧を確認して「削除」をクリック

AppCleanerの「SmartDelete」機能をONにしておけば、今後アプリを削除するたびに関連ファイルも自動的に検出されます。

ただし、削除前に一覧を確認し、誤って他アプリの設定を消さないよう注意してください。

Finder+ライブラリ削除+AppCleanerの3段構えで、Macでも完全アンインストールが実現できます。

WPS Officeを削除した後のおすすめ代替ソフト3選

WPS Officeをアンインストールしても、ファイルが消えるわけではありません。しかし、そのままではWordやExcel形式のファイルを開けない場合があります。

ここでは、削除後すぐに使えるおすすめの代替ソフトを3つ紹介します。利用目的や予算に合わせて選びましょう。

1. Microsoft Office(Word・Excel・PowerPoint)

最も互換性が高く、ビジネス利用でも安心なのがMicrosoft Officeです。

WPS Officeで作成したファイル(.docx、.xlsx、.pptx)は、Microsoft Officeで完全に再現できます。

  • メリット: 互換性が完璧で、レイアウト崩れが起きない
  • デメリット: サブスクリプション料金が必要(月額1,280円〜)
  • おすすめの人: 仕事・学校・業務用途でオフィスソフトを多用する方
項目 WPS Office Microsoft Office
価格 約4,000〜8,000円(買い切り) 月額1,280円〜(Microsoft 365)
互換性 高い(ややレイアウト崩れあり) 完璧(自社形式)
マクロ(VBA) 非対応 対応
クラウド連携 WPS Cloud OneDrive

特にMicrosoft 365(サブスク版)は、OneDriveを通じてどのデバイスからでもファイルにアクセスでき、チーム作業にも強いのが魅力です。

2. Googleドキュメント・スプレッドシート

インストール不要で、無料で使えるのがGoogleのオフィススイートです。

ブラウザだけで使えるため、低スペックPCやスマートフォンでも快適に動作します。

  • メリット: 無料で使える・自動保存機能付き・複数人で同時編集可能
  • デメリット: インターネット接続が必須・複雑な書式やマクロは非対応
  • おすすめの人: 無料で文書や表を作りたい、共同編集をしたい人

WPS OfficeやMicrosoft Officeで作ったファイル(.docx、.xlsx、.pptx)もアップロードしてそのまま編集可能です。

Googleアカウントさえあればすぐに利用できます。

3. LibreOffice(無料のインストール型ソフト)

「オフラインで使いたい」「無料で導入したい」という方にはLibreOfficeがおすすめです。

完全無料のオープンソースソフトで、Word・Excel・PowerPoint互換のアプリをすべて備えています。

  • メリット: 完全無料・オフラインでも使用可能・軽量
  • デメリット: 一部レイアウト崩れあり・マクロ互換性が不完全
  • おすすめの人: 個人利用・家庭用PCでの文書作成に最適
アプリ名 対応機能
Writer Word互換(文書作成)
Calc Excel互換(表計算)
Impress PowerPoint互換(プレゼン)

クラウド不要で動作が軽く、インターネットに依存しない点が強みです。

アンインストール後によくある質問Q&A

最後に、WPS Officeを削除したあとによく寄せられる質問をまとめました。

トラブルを避けるために、削除前・削除後の確認に役立ててください。

Q1. アンインストールしたらWordやExcelのファイルは開けなくなる?

いいえ、開けなくなるわけではありません。

ただし、WPS Officeが消えることで「既定のアプリ」がなくなるため、ダブルクリックしても自動で開かないことがあります。

解決方法は簡単です。Microsoft Office、LibreOffice、またはGoogleドキュメントをインストールすれば、すぐに開けます。

また、WPS独自形式(.wps)で保存したファイルは他ソフトでは開けない場合があるため、事前に.docxや.xlsx形式へ変換しておきましょう。

Q2. シリアル番号(ライセンスキー)は再利用できる?

はい、再利用できます。

WPS Officeのシリアル番号は、アンインストールしても無効にはなりません。

再インストールする際に入力すれば、再度ライセンス認証が可能です。

ただし、別のPCにインストールする場合は、旧PC側でライセンス認証を解除しておく必要があります。

紛失すると再発行ができないため、ライセンスカードや購入メールは必ず保管しておきましょう。

Q3. 再インストールしても起動しない・エラーが出る場合は?

再インストール後に動かない場合は、以下の手順を試してください。

  1. 旧バージョンが残っている場合は完全削除(残存フォルダ・レジストリも)
  2. 最新版をキングソフト公式サイトから再ダウンロード
  3. インストーラーを右クリックして「管理者として実行」
  4. インストール後、ネット接続を確認しライセンスを再入力

それでも改善しない場合は、キングソフトのサポート(wps@kingsoft.jp)に問い合わせましょう。

まとめ:アンインストールしても大丈夫。準備さえすれば安心

WPS Officeをアンインストールしても、ファイルや他のソフトには影響がありません。

ただし、削除前に以下の3つだけは忘れずに確認してください。

  • ① シリアル番号の保管: 再インストール時に必須
  • ② 未保存ファイルの確認: 自動保存ファイルがある場合はバックアップ
  • ③ ファイルの形式確認: WPS独自形式は.docxなどに変換

準備を整えれば、WPS Officeを削除しても何の問題もなく快適に作業を続けられます。

代替ソフトも豊富にありますので、自分の用途に合った環境で安心して移行しましょう。

結論:WPS Officeはアンインストールしても大丈夫。大切なのは「確認と準備」だけです。

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